森の中を散策するだけなら、長靴のままでも装着できるスノーシューが便利ですが、山を登ることまで考えたらやっぱり山スキーです。
スノーシューでも山登りまで対応した製品もありますが、どちらかと言うとそれはスノーボーダー向きでしょうね。登る時はやっぱり山スキーの方が楽です。
それと当たり前の話ですが、山スキーならば登った後はそのまま滑り降りてこられます。
以前、白銀荘前キャンプ場で雪中キャンプをしたとき、スノーシューで三段山の途中まで登ったことがありましたが、降りてくるときに随分苦労したものです。 |
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何時間もかけて苦労して山を登って滑り降りる時はあっと言う間、リフトに乗れば短時間で何回も滑ることができるのに、歩いて登る人の気持ちが全然理解できない。
私の場合、夏山の登山経験も全く無いものだから、余計にそんな気持ちがありました。
それに夏山を含めて、天気が悪くて展望が全く利かないような時に山に登ることに何の意味があるのだろうと疑問にも感じていました。
それが最近は、その登るという行為自体が結構楽しいものであるということがようやく分かってきたような気がします。
こんなこと、山登りをする人には当たり前の話なのでしょうね。
でも、天気が悪い時に登るほどストイックにはなれないですが。
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一般的な山登りは登山道を歩くだけですが、山スキーは自分の考えで好きなルートを選択できます。
もちろん林道を利用したり、先行者のトレースがあればその跡をたどりますが、それらが無い時は自分の判断だけでルートを決めなければなりません。
周りの地形や樹木、斜面の傾斜、雪の状態、それらを見ながら自分の進むべき道を考える。これが結構、自分としては山スキーの面白いところだと思ってます。
山スキーはクリエイティブな遊びなのかも知れません。
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これについては自分には当てはまらないのですが、殆どの人は新雪の中を滑り降りる快感を求めて冬山に登っているのかもしれません。
まあ確かに新雪の中を滑る時の浮遊感は気持ちが良いですが、私の場合、雪室が悪かったり急斜面になると降りるだけで精一杯ですし、かみさんなどは滑るより登る方が楽しいと言っているくらいです。
でも、夏山登山より下山が楽なのは確かですね。 |