北海道キャンプ場見聞録
イチャンコッペ山(2013/3/17)
久しぶりの青空 |
カヌークラブの仲間でチセヌプリへ行こうとの話しがあったが、2週連続でチセヌプリまで行く気もしないし、天気もそれ程期待できそうにないので、手軽に登れそうな支笏湖近くのイチャンコッペ山へ登ることにした。 ヘアピンカーブの一番奥から尾根に取り付く。 森の中には沢山のトレースが有るけれど、ほとんどがスノーシューのもので、スキーのトレースは1組程度しか見当たらない。 ネットからダウンロードしてGPSに登録しておいたルートでは、一旦718mのピークまで登ってからイチャンコッペ山に向かっていた。 |
急斜面をトラバース | トラバース中に見える風不死岳 |
スノーシューによるトラバースルートは、途中から少し下っていた。 トラバースの最後はコルに向かって少し滑り降りる。 エゾマツの間をようやく抜けて、その次のポコも北側を巻く予定だったけれど、簡単にその上に出られそうだったので、ちょっと登ってみる。 亀裂の入った雪庇に注意しながら、湖の方に近づいてみる。 |
眼下に見える支笏湖 |
絶景が広がる尾根から滑り降りて、次に目指すのは頂上に四角い反射板が立つ785mのピークである。 ピーク付近には樹木が生えていなくて、さすがにそこの雪面は固くクラストしていた。 樹木が生えていないので、眺めも素晴らしい。 |
785mピークからのパノラマ |
後ろを振り返ると、そこにようやくイチャンコッペ山の山頂が見えていた。 イチャンコッペ山の山頂は平らになっていてどこが山頂なのかはっきりしない。 でも、登っている途中で広がってきた雲も、その頃には完全になくなり、完全な青空に変わっていた。 その辺りで昼食にしたかったけれど、ガスストーブを忘れてきたのでお湯を沸かせない。 |
イチャンコッペ山山頂から眺める恵庭岳 |
イチャンコッペ山山頂から眺める漁岳 |
山頂で一休み | 風不死岳と樽前山 |
しょうがないので、そのまま滑り降りることにした。 登る時にはパウダーに近かった雪も、その頃には気温も上がって重たい湿り雪に変わっていた。 途中で何組かのスノーシューのグループとすれ違ったが、皆から羨ましがられてしまう。 シールを剥がしても、雪が解けて湿っているので、それ程滑らないのが幾らか幸いだった。 614mのポコも南側をトラバースする。 これならば、反射板のピークから滑り降りたところで、さっさとシールを装着すれば良かったと後悔する。 小休止で体力も回復し、ザクザクに融けた雪面にスキーをとられながらも、国道まで降りてくることができた。 |
やっと駐車場が見えるところまで下りてきた |
登り2:25 下り 1:35 |
距離:3.9km 標高差:466m |