北海道キャンプ場見聞録
蓬莱山(2015/12/20)
最初は耐寒訓練 |
去年の今頃は既に山スキーに出かけていたけれど、暖冬気味に始まった今年の冬は何処も雪が少なく、近場では滑れそうな山が見当たらない。 そうしてやってきた中山峠。 山スキーを安全に楽しむためには、こんな厳しい条件に身体を慣らしておくことも大切である。 道の駅「望羊中山」駐車場から森の美術館の横を通り、その先まで車で入る事ができた。 中山峠スキー場のリフト終点がそのまま、蓬莱山の山頂である。 先行者のしっかりとしたトレースの中を歩いていく。 全道的な小雪傾向の中で、定山渓付近だけが平年よりも多い積雪となっていた。 森の樹木は殆んどがダケカンバだ。 |
ダケカンバのシンボルツリー |
スノーモビルのエンジン音が聞こえてきた。 地形図上で944mの三角点が記されている丘のピークに向かって登っていく。 美しい枝振りをしたダケカンバが並んでいた。 |
枝振りの良いダケカンバが並んでいた |
もっと雪が積もり、青空が広がって、それらのダケカンバが樹氷に覆われるている時に、もう一度ここへ来てみたくなる。 そのダケカンバを通り過ぎると、その先で一際太いダケカンバの老木が待ち構えていた。 天気が良ければ944mの丘のピークまで登ってみたかったが、今日の天気ではそこまで登ったところで何も見えない。 |
一際太いダケカンバにご対面 |
やがて林道のトレースに合流し、そのまま山頂を目指す。 最近このスキー場は、初滑りと春スキーのシーズンしか営業していない。 山頂の方も、もう1本のリフトの終点になっているが、こちらのリフトは最近は使われていないようである。 |
風情の無い蓬莱山の山頂 |
そうして、今シーズンの初滑り。 いきなり、ガリガリのアイスバーンにビビッてしまう。 相変わらず今年も滑りは上達しないまま。 再びシールを貼って標高差100mほどのゲレンデを登り返す。 この林道が、登り返しもなくずーっと緩やかな下り傾斜になっていた。 初めて登った山だったけれど、手軽に冬山の風景を楽しめ、なかなかお勧めのフィールドである。 |
帰りの林道は滑った方が早かった | シーズン初の雪顔作品、顔に見えないか? |
駐車場所10:04 - 山頂10:52 − ゲレンデ下11:27 - 駐車場所12:03 |