岸に這い上がってから、こちらにOKサインを送ってくるF本会長。
「沈脱しておきながらOKも無いもんだ」と思いながら皆も後に続く。
ただし、会長が下った左岸側のコースには誰も向かわず、中州を挟んだ右側のルートを下っていく。
そして私も皆の様子を見ながら右側を下って難なくクリア。
C葉さんとJOさんさんは素直にポーテージして、結局ここで沈したのはF本会長一人という結果に終わったのである。
この先はもう何もないからと言って下り始めた直後、流れが左岸の護岸に寄っている場所があった。
そこから離れて下れば全然問題ないところだけれど、油断していると護岸に押しつけられてしまう。
ちょっと気になったので途中で止まっていたら、案の定、C葉さんが沈をした。
人間は直ぐにレスキューできても、流されるカヤックを回収するのは意外と難しい。他のカヤックで岸に向かって押していくしかないので、エディの無い流れでは大変である。
何とか徒歩圏内でカヌーを回収できて事なきを得た。
その後は本当に何もなく、緩やかな流れが続いているだけだ。こうなると直ぐにO橋さんが「退屈だ〜!」と騒ぎ始める。
でもちょうど良い頃合いで、街の風景が目の前に広がってきた。
適度に緊張しながらものんびりと下れる美瑛川。
川の水は濁っていてもそれなりに楽しめる川である。
2011年6月12日 曇り
当日12:00 美瑛川水位(西神楽観測所) 134.76m
|