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空知川(布部大橋~新空知橋)
(2021/09/23)

新鮮なダウンリバー

カヌークラブのY田さんが、新入会員のAさんのために企画した空知川のダウンリバー。
Y田さんもAさんも富良野在住なのである。

川下りが久しぶりのAさんなので、下るコースは富良野市のイカダ下りも行われている布部大橋から新空知橋までの区間。
ここはまだ下ったことがなかったので、ちょっと天気が心配だったけれど参加させてもらうことに。

車回しを終えて、午前10時に布部大橋の左岸側から出艇。
この日の天気予報は朝から曇りで、昼頃から雨が降り始めるとの予報になっていた。
企画したY田さんも天気予報を気にしていて、予定通り下ることを決めたのは前日の夜になってからだった。

空知川の川下り
右岸の方が川原が広がっているので出艇しやすい


しかし川下り当日、山の方には少し怪しげな雲がかかっているけれど、上空には気持ちの良い青空が広がっていた。
後は、ゴールするまでこの天気が持ってくれるかどうかである。

空知川の川下り
とりあえず雨の心配はなさそうだ


スタートして間もなく、前方には鏡のような水面が広がっていた。
少し前に下った尻別川では、延々と続くこの鏡のような水面に苦しめられたのだが、今日の下る距離は8キロにも満たないので、そんな流れも気にならない。

空知川の川下り
鏡のような水面に空が映り込む


Y田さんに先頭を頼まれていたので、初めて下る川ということもあり、前方の様子を注意深く観察しながら下っていく。
崩れた護岸ブロックが障害物となっている場所があった。
特に問題なく下れそうだけれど、Aさんが心配なので様子を見守る。
すると、職場の同僚とタンデムで下っているY田さんよりも危なげなく下っていた。
同僚の方は全くの初心者なので、そちらの方が心配かもしれない。

空知川の川下り
障害物を余裕でかわすAさん


穏やかな流れと瀬が交互に現れる。
この区間は単調な流れが続くのかと思っていたが、これならば退屈しないで下れそうだ。

水も結構澄んでいる。
その透明度は富良野の市街地に入ってからも殆ど変わらず、さすが清流空知川だけのことはある。

空知川の川下り
快適な流れが続く


何時もはカヤックに乗っているE田さんは、今日はダッキーに愛犬の大ちゃんを乗せて下っていた。
穏やかな川を下る時は、こうして大ちゃんも一緒に連れてきてもらえるのだ。
もう少し激しい瀬を下ることもあるので、少々水を被っても全く動じる様子もない大ちゃんである。

空知川の川下り
水を被っても余裕の大ちゃん



他にはカヤックのY谷さん、マイキーさん、Y崎さんの3人。
マイキーさんは現在子育て中なので、奥様と交代で川を下っている。
今回は穏やかな川なので、奥様は次回の瀬の多い川を下るために、旦那様にここを譲ったらしい。

空知川の川下り
カナディアンにダッキーにカヤック、それぞれがマイペースで下っていく


途中、眺めの良さそうな場所で記念撮影。
後ろに富良野スキー場も見えている。
富良野西岳らしき山に雲がかかっているのが残念だ。

空知川の川下り
富良野西岳に雲がかかっているのが残念


今回下った区間では、芦別岳も見えるし、遠くの十勝岳も少しだけ確認できて、山の眺めを楽しめるのも魅力である。

空知川の川下り
ロケーションの素晴らしい川だ


水が少ないことも心配していたが、ストレスなく下れるだけの水量もある。
それでも、少しでも水の多そうなルートを選びながら下っていたら、本流が真っ直ぐに岸から張り出している木にぶつかっているところがあった。
これはさすがにAさんには厳しいかなと思って見ていたら、そこも全く危なげなくクリア。

空知川の川下り
本当はかなりの上級者だと思われるAさん


Aさんは以前に釧路川源流部でガイドらしきことをやっていたと聞いていた。
しかし、本人の話しぶりでは全くの初心者と言った感じで、今日の服装も短パンにTシャツの軽装で、とてもそんな経験が有るようには見えない。
それが、樹木を避ける様子を見ていて、源流部でガイドをやっていたのはやっぱり本当の話なのだと納得したのである。
軽装の意味も、多分「これくらいの川ならばこれで十分」と考えていたのかもしれない。



河畔林の向こうに建物が見えるようになってきた。
富良野の市街地に近付いてきたようだ。
上空にはまだ青空が広がっていて、雨に降られることもなくゴールできそうだ。

空知川の川下り
川の上から自分の勤務先が見えるのって、どんな気分なのだろう


前方にY田さんと同僚の勤務先が見えてきた。
川の上流に自宅があれば、カヌーで通勤できそうである。

空知川の川下り
青い色が印象的なふらの五条大橋


前方に美しいアーチ橋が見えてきた。
鮮やかな青い色が印象的である。

空知川の川下り
この辺りは富良野市街地の直ぐ隣になる


その橋を過ぎれば、ゴールの新空知橋は直ぐである。
ゴールの直前にちょっとした瀬がある。
今回下った区間では唯一の少しだけ緊張するような瀬だ。

カヤックでサーフィンするにはちょうど良さそうな波が立っている。
後ろ向きになってそこに入ってきたY崎さん。
良い感じで波に乗っていたけれど、隠れ石にぶつかってひっくり返ってしまった。

空知川の川下り
ゴール直前の瀬は結構楽しめる


そんなこともありながら、午前11時半にゴール。
のんびりと下って1時間半。
新しい川を下るのは、刺激があってとても楽しい。
流れに変化もあって、景色も楽しめる、なかなか良い川だった。
 

(当日12:00空知川水位 布部観測所:181.20m)



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