カヌークラブ10月例会の3日目は、正式な例会ではなくミニ例会として鵡川のニニウから福山までを下る。 一般の人に迷惑をかけないように直ぐに移動開始。 車20台で車列を組んで、すれ違いもできない様な狭い林道を走るのだから大変である。 午前11時半にようやく川を下れる態勢が整った。 バク転の瀬は、何時も沈脱祭りが繰り広げられる難易度の高い瀬である。 例によってI山さんが先に下ってビデオを構えている。 複雑な波でカヌーが大きく振られるが、無事にクリア。 慌てて戻っていくと、その途中で早くもmasaちゃん、N島さんが流れてきた。 昨日の沙流川で4沈したS澤さんが、今日も早速沈して流れてきた。 I山さんは、良い画が撮れたと嬉しそうだった。 |
遠くからではそんな激しい瀬には見えない | 奥さんに頭の上がらないまいき〜さん |
その先は暫く穏やかな流れが続く。 曇り空の下では、せっかくの紅葉も霞んでしまう。 周りに崩落した岩が目立つようになり、そんな岩が瀬の中にも隠れている。 |
紅葉最盛期にはまだ早い |
そこへ入る前に昼の休憩をとる。 休憩を終えて、核心部へと入っていく。 水の透明度も、昨日の沙流川のことを思えば、十分な清流と言える。 |
荒々しい風景が広がる鵡川の核心部 |
そうしてようやく核心部を抜けることができた。 なかなか下ってこないので、岸に上がって岩の上から上流の様子を窺う。 実はこの時、まいき〜さんは途中で沈脱していたのである。 核心部が終わって一安心と思っていたら、実はそこから先の瀬の方が難易度が高かった。 |
核心部を抜けても厳しい瀬が続く |
そこでS澤さんが本日2度目の沈。 岸沿いに歩いていくのも大変な場所だったので、T山さんのカナディアンにS澤さんを乗せて、回収された舟の所まで送り届ける。 昨日の沙流川の様に大きな波の立つ瀬こそ無いものの、川の難易度レベルでは今日の鵡川の方が明らかに上である。 舟の違いは明らかで、S澤さんはその先、一度も沈しないでゴールまでたどり着けた。 |
舟が変わればこんな瀬でも楽に下れる |
ようやく瀬も無くなり、一度休憩を挟む。 その最後の瀬までは何も無いだろうと思って下っていくと、突然激しい瀬が前方に現れた。 ここで熊五郎さんご夫婦のカナディアンが岩にぶつかって沈。 私は、そこで写真を撮ろうと思って岸に上がっていた。 投げても届きそうにないことは分かっていたけれど、ここでロープを投げずにカメラを構えていたら後で何を言われるか分からない。 その後無事に熊五郎さんの奥さんはレスキューされ、いよいよ最後の瀬が迫ってきた。 最初の大きな波で舟が大きく跳ね上げられる。 それを確認して、私達も最初の波に正面から突っ込む。 直ぐに上陸して写真を撮りに戻る。 O橋さん達が、6艇1列縦隊になって瀬に向かって下ってきた。 一番最後に下ってきためぐちゃんは、ストッパーに填って暫くもがいた後、後ろ向きに一回転してそのまま波の中に飲み込まれる。 結局、ここで沈脱したのはO橋さん一名だけとの結果を残して、楽しい鵡川の川下りは終了したのである。 2016年10月10日 曇り |
一列縦隊で最後の瀬に向かってくる |
ストッパーに巻かれるO橋さん | O橋さん、最後は沈脱 |
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