秋分の日の休日、カヌークラブのメンバーの間では沙流川上流部のミニ例会が企画されていた。 しかし、その日は天気も良くなりそうで、そんな時に川を下らない手はない。 と言うことで、羊蹄山の眺めが良い尻別川の喜茂別から京極までの区間を下ることにした。 一応、クラブの掲示板にも書き込んでみたところ、kenjiさんとN野さんから参加したいとの返事があった。 久しぶりに喜茂別川合流部をスタート地点にする。 でも、ここから出艇する人は少ないようだ。 カヤックのN野さん、カナディアンソロのkenjiさん、そしてタンデムの私達と、ちょっと変わった組み合わせで川下りをスタートした。 |
川にカヌーを浮かべるのにちょっと苦労する | 少人数の川下り |
天気の方も、晴れてはいるのだけれど霞のような薄い雲が広がり、空の色は白っぽくなっていた。 それでもやっぱり、羊蹄山の姿が美しいことに変わりはない。 |
羊蹄山の背景が青空でないのだけが残念 |
色付き始めた河畔の木々 | 尻別岳を背にして瀬を下る |
川の水が何時の間にか澄んできていた。 この辺り特有の、川底の黄色っぽい岩盤が良く見えるようになった。 留産橋を過ぎた先にちょっとした堰がある。 |
kenjiさん | N野さん |
ちょうど良い川原を見つけて昼の休憩にする。 休憩を終えて下り始めようとしたところ、川の水が再び濁っているのに気が付いた。 堰堤をポーテージする頃には泥水を抜きかえし、清流に戻っていた。 |
堰堤越えの途中で記念撮影 |
堰堤を越えた先に、今回下る区間の中で一番大きな瀬が待ち構えている。 |
N野さん | kenjiさん |
青空が戻って来た |
薄曇りで白っぽかった空も、次第に青さを取り戻してきていた。 この後はゴールまで何もなく、静かな流れの中をゆったりと下っていく。 ところがその途中で、尻別川に流れ込む小さな排水路があり、そこの水がまっ茶色に濁っていた。 |
澄んだ水に喜んでいたら | 茶色い泥水が流れ込んできた |
その濁り水は、しばらくの間、尻別川本流の水とは混ざり合うことなく、線で引いたような境目を作って流れていた。 清流は、ほんの些細な事でも簡単に失われてしまうと言う事実を実感しながらゴール地点の川岸へと上陸した。 2014年9月23日 晴れ時々曇り |
最後にススキが美しかった |
戻 る |